慢性腎臓病慢性腎臓病慢性腎臓病

慢性腎臓病(chronic kidney disease : CKD)

慢性に経過する腎臓病をこのように呼びます。正常腎機能は、糸球体濾過率(glomerular filtration ratio: GFR)90mL/分以上です。この糸球体濾過率により腎臓病の病期を分類しています。GFR 90以上がCKDG1、GFR 90から60までがCKDG2、60から45までがCKDG3a、45から30までがCKDG3b、30から15までがCKDG4、15以下がCKDG5です。CKDG1とG2では、腎臓病が存在する証拠がある場合にCKDと呼びます。

 CKDG1、G2の腎臓病であれば治せる可能性があります。CKDG3a,G3bでは腎臓病を直すことが難しくなりますが、できるだけ治す努力を致します。腎機能低下が進行してCKDG4、G5になると、腎臓病を治すことは難しくなります。この時期には腎機能低下の共通の症状(浮腫、高血圧など)、状態(貧血、骨の異常、カルシウム・リン値の異常など)が出現しますので、これを治療します。

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