IgA腎症IgA腎症IgA腎症

IgA腎症

 日本人に一番多い腎臓病で、尿潜血と蛋白尿が持続して、10-20年の間に腎機能がゆっくりと低下する病気です。確定診断には腎生検診断(腎臓に針を刺して組織を採取し、顕微鏡で調べる)が必要ですが、確定診断後に扁桃摘除とステロイド治療をすると、2年後には60%以上の人の尿所見が正常化します。尿所見が正常化すると腎機能障害の悪化が止まります。以前は約50%の人が透析治療を必要とする状態になりましたが、現在では透析療法をせずに生涯を過ごすことが可能になりつつあります。 IgA腎症では、低下した腎機能を回復させることはできません。早期診断、早期治療で腎機能の低下を防ぐことが治療となります。

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